例えば出汁の引き方一つ、
野菜のむき方一つとっても、すごく差が出ます。
三原 加奈子
鳥どり池袋西口店
調理長 / 36歳
龍谷大学 卒業
2017年
現在に至る。
鳥どり池袋西口店へ異動。
2016年
調理長へ昇格。
2015年
鳥どり上野浅草口店へ異動。
2011年
入社。魚盛御茶ノ水店 調理長代理として配属される。

ダイナックを知ったきっかけはどのようなものでしたか?

京都の四条に「とりどり木屋町店」という店舗があり、そこへ学生時代食事に伺い、雰囲気と食事を気に入ったことがきかっけです。木屋町通りというのは浅瀬の石畳の川が流れている繁華街なのですが、そこのほとりにお店はあって、一軒家の木造であったかみを感じましたね。食事も創作料理で美味しかったですし、接客も良かったですしね。残念ながらもうありませんが・・・。笑
それで東京に上京した際に、アルバイトを探してましたら、バイト募集欄に「鳥どり」と書いてある広告を見つけて。もしかして同じ会社かな?と思い応募したのがきっかけでしたね。

「しっかりと仕込みをして、
しっかり手作りをする」ところに、
強く惹かれたんだと思います。

調理職を目指したのは何故ですか?

大学生の頃、喫茶店でアルバイトをしていました。
飲み物や食事を作ることもあったのですが、喫茶店の食事というのは出来合いのものを組み合わせて提供するという感じで、実は少し物足りなさを感じていましたね。なので、次に働く所ではきちんと「調理」をしてみたい、とずっと思っていたんです。
実際「鳥どり」に入社すると、「ここから自分で手作りをするの?」という新鮮な驚きが沢山がありました。「しっかりと仕込みをして、しっかり手作りをする」ところに、強く惹かれたんだと思います。

ダイナックで社員になってからの経歴を教えてください。

パートナー(アルバイト)として入社したのは、先ほどお伝えした12年前、上京した際に始めた「鳥どり」でした。実は、当時の料理長とすごく大喧嘩をしてたった1年で辞めてしまいました。
ただ実はなんと今、その方と同じ店舗で働いているんですけど。(笑)若気の至りってヤツでしたね。
「鳥どり」を辞めてからは、他の飲食店を転々としていました。
焼き場を経験したいという気持ちから、牛タン屋へ入ったり、某フルーツパーラーで働いたりもしました。
その後就職した会社が潰れ、6年前にアルバイト時のツテを頼りにこのお店に電話をし、まずは接客担当として働かせていただくことになったんです。
2年間ほど接客を経験し、社員にならないか、とお声がけを受けたので、それを機に調理を希望し準社員の立場になりました。
一番初めは「鳥どり新橋店」で1年間働き、次は「鳥どり池袋西口店」へ移り1年経験しました。その後、魚盛の西新宿アイランドタワー店のオープンを経験させていただいたりと、鳥も魚も、またオープンもと、様々な経験をさせて頂きました。
それ以降は経歴の通りです。(笑)

常連さんとの突然の再会や、
お客様にお声がけ頂いた時に
やりがいや、楽しさを感じますね。

この仕事のやりがい・楽しさはどのようなものですか?

10年以上前にお店に来てくださったお客様が、たまたまひょっこりと自分が別の店舗で仕事をしている時にのぞいてくれ、「今もやっているのね」と、顔を覚えてくださっていた時というのは、とても嬉しく感じました。ダイナックのお客様は長いお付き合いになることが多く、いくつもの店舗・業態に渡ってご利用頂く方が多いので、常連さんとの突然の再会や、お客様にお声がけ頂いた時にやりがいや、楽しさを感じますね。

ダイナック初「女性調理長」となった感想は?独特の大変さがあれば教えてください。

女性ならではの大変さとしては、キッチンの構造も店の構造も男性目線の作りになっていることですね。男性仕様なので、例えばフライパンが重く、だし巻きを作るカクテキが重たいんです。仕込みの工程についても男性スタイルなので、女性としては大変さを感じるかもしれません。
他には、初めて調理長の会議に行った時、周りが全員男性なのでどこに座ればよいのかわからなくて、入り口で呆然としたことがありました。
男性の世界に一人女性というのは、少し心細かったのですが、今は慣れてしまいましたけど。(笑)
でも、これからはどんどん女性が増えてくれたらな、って思っています。

一緒に働いているだけで調理の方法だけではなく、仕事に対する考え方など学ぶことがものすごく多い

ダイナックに入社してどのようなスキルが身につきましたか?

調理技術は言わずもがなですが、
入社前に比べて数字の管理について、とても強くなったなと感じます。調理に関する専門用語に対する理解も深くなったと思います。「調理工程」は意味がないものは何一つなく、1個1個全てに意味があるので本当に奥深いな・・・と思います。
ダイナックは多業態なので、和食店舗で勤務している先輩にも洋食も取り入れている先輩も多いですし、そういった片と一緒に働いているだけで調理の方法だけではなく、仕事・料理に対する考え方など学ぶことがものすごく多いです。

これからの女性の活躍のポイントは何だと思いますか?

役職や地位を手に入れている女性というのは、勝気な人がとても多いと感じています。
私も初めそうだったのですが、男性に張り合ってしまうんです。
でも、今思うと女をもっと武器にするように、器用に立ち振舞えばよかったと思います。(笑)
実際にまだ私自身の課題でもありますが、男の人に張り合うのではなく、男の人に助けてもらってやっていくスタイルというのが理想ですね。
せっかく女性で生まれてきたのに男の真似をしてもしょうがないと思うんです。
戦うのではなく、協調し合うのが理想であり、ポイントだと思います。

例えば出汁の引き方一つ、
野菜のむき方一つとっても、すごく差が出ます。

一番影響を受けた先輩はどのような方ですか?

影響を受ける先輩は沢山いらっしゃって一番と言われると選べないですね。(笑)
これまできっちりと調理の職人として歩んでこられた方が多く、割烹料理店で勤め上げた方もいらっしゃいます。
本当に一緒にお仕事をさせて頂いているだけで、すごく勉強になります。
例えば出汁の引き方一つ、野菜のむき方一つとっても、すごく差が出ます。
私はスピード優先でやってしまうのですが、本来の仕事はこうあるべきだ、と考えさせられます。

将来のビジョンや夢をお聞かせください。

私がまだ社員になりたての頃、鳥どり新橋店の調理長と約束をしました。
それは、自分自身が「女で最初の調理長になる」ことです。
実は、今その料理長はお亡くなりになってしまったのですが、その時の約束を常に忘れず、自分が調理長になることを目標にしてやってきました。
実際に今自分が調理長になるという目標を達成してからは、自分の店の体制を整えることに力を注ぐことが目標だと考えています。
そうやって体制をしっかり整えて、グランドメニューや新業態開発に携わるような会議に参加したいと考えています。